在宅介護のアシストを本格的にスタートしてから、
定期的に利用してくださる利用者さんが増えました。
それと同時に、いいね!というおもしろい現象が起きています。
例えば、燃えるゴミなら小分けにして自分で出すことができるけど、
空き瓶などの燃えないゴミは集積所に出しに行くことができないという利用者さん。
燃えないゴミの日にちょこっとお邪魔して、私がゴミ出しをするのですが、
ある時、近所の友人だという方が先客として来てふたりでお茶飲みをしていました。
そこに私が登場すると、事情を知ったその友人の方が、
利用者さんに対して、
「何だいあんた、そんなことならあたしがついでにやってやるよ」と。
その方も高齢なおひとり暮らしなのですが、
ご本人曰く、耳がかな~り遠いだけで体調も安定していてお元気なんだそうです。
ちなみに、このお二人はまだ介護保険の認定を受けていません。
「ただ、あたしが困ってるのは重い物の買い物なんだよね」と。
近所の商店が店じまいしてしまい、買い物が不便になった。
牛乳や味噌などを買おうと思うと5キロ以上離れたスーパーへは行くことができない。
「それこそあんた、ああいう物(牛乳や味噌など)は重いんだよ」
というのです。
そういえば、私が中学生の頃、祖母も同じようなことを言っていて、
荷物を持つために一緒に買い物へ歩いて行っていたことを思い出しました。
余談になりましたが、
そんなこんなのやりとりから、
もともと私が燃えないゴミを出すためにちょこっとお邪魔していた利用者さんの支援は
近所のご友人がやってくださることになり、
代わりに?(笑)
私がこのご友人の重い物を購入したいときの買い物をするということになりました。
あれ以降、お互いに目にはみえない共通点が心の距離を近づけたのでしょうね。
「お互い様、お互い様」と
にぎやかに笑い声をあげてお茶飲みを楽しんでいます。
こうして人はつながって、
助け合い生きていくものなんだな。
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